2011年04月27日

いわゆるカテイの事情

ども、紅閃光です。


先日、日本テレビのバンキシャでやっていましたが、原子力発電所のある市区町村の首長にアンケートをとったところ、回答をもらったほとんどが「現在の原子力発電を利用する」といったものだそうです。
もちろん、どこも安全を積み増しするのは間違いないのでしょうが。
テレビ番組にかぎらずアンケートは時に結論を誘導するようなものがあり、内容の集計をするときにも結論ありきでスタートすると正確な分析ができないこともあります。また、テレビ番組は意図的にそのような分析をすることがあります。
なにせ、「社会的正義を守るためなら、多少の誇張や無視は許される」と考えているわけですから。
また、「バラエティ番組ならウソやデマを流してもいい」とも言っています。

とはいえ、アンケートやその結果そのものは改竄されることはあまり無いのである程度の確度を持ったソースとして使えます。
分析結果は・・・裏を取らない限り、参考にしないほうがいいでしょうけどね。

それはそうと、東日本大震災の被害を受けて、世論は「原子力発電なんかすててしまえ」という意見と、「原子力発電は捨てたくても捨てれない」という意見ががっぷり取り組んでいます。
なぜ捨てる必要があるのか?なぜ捨てれないのか?
また、電力が足りないって言うけど、どういうこと?

今回はそのあたりをせめてみたいと思います。

さて、まずは電力供給に関する疑問をQ&A形式で答えて生きますね。

Q1.なんで周波数が西日本(50Hz)と東日本(60Hz)で分かれてるの?
A1.発電機のメーカーと導入時期が違うから。

日本に最初に電灯が灯った時はエジソンの好きな直流電流で、もちろん発電機は直流用でした。
その後アメリカでの電源戦争でテスラ率いる交流電流に敗れ、日本の電源も交流になることになりました。
このとき関西に導入された発電機が60Hz用で、東京に導入されたのが50Hz用だったということです。
この段階では西と東が電線で結ばれるつもりが無かったためか、あとでどうとでもなると思ったのか周波数の違いは気にしなかったようです。
初期の発電所はそれこそ街ごとに作るつもりがあったのかといわんばかりに当時の大都市を中心に広がっていきました。

まぁ、そんな感じで一旦普及が始まると、気がつけば電力会社は統合されたのに周波数の統一なんて不可能になっていました。
発電機そのものが違うので、買い替えも、交換もサイズがサイズだけに困難です。
また、発電機だけを交換するだけではすまなく、一箇所ずつ発電所を改造することもできません。
たとえば周りの発電所が全部50Hzのなかで、数箇所だけ60Hzにしても電気が送れないということです。お分かりですね?
全ての50Hz発電機をよーいドンで交換するとなると、東日本全体の完全停電が数日かかってしまいます。
あ、関東圏をメインで考えると60Hzを50Hzにするのかな?
まぁ、なんにしろ今の状況では統一は無理ですね。



Q2.電力会社はなんで9社に分かれてるの?
A2.天下り先を増やすため。

まぁ、半分冗談だけど。
先ほど言ったとおり、電力網は一箇所から広がっていったわけではなく、何社もの中小電力業者が乱立し、何箇所かの拠点からそれぞれ枝葉をのばして行ったわけです。
だから、拠点による管轄というのは無いわけではないのです。だけど、戦時体制下において一度は全ての電力会社が統合されたのです。
ところが、占領政策下において、「1社が独占いくない」とかいう話になり、結局分割されました。
統一されているほうが引越しとかの手続きや拠点間の電気の融通を考えてもメリットが大きいはずだけど・・・
独占されていると競争原理が働かないとかいうけど、電気・ガス・水道などのインフラには競争原理はあまり働かないよね。だって気に食わないからといって交換できないんだもの。
まぁ、熱減にかんしてはガスと電気で競争してるけどね。
電気代は電力会社で異なります。高い電力会社を変えるのなら、引越ししろってこと?仕事は?

実際のところ、9社以外でも電力事業者というのが存在します。自由化の波でね。
しかし、大手にかかないません。どこかの企業の工場にコバンザメのように張り付いているケースがほとんどで、一般家庭に送っている例はほとんどありません。
あるとは思うんだけど、知らない!



Q3.電気って貯めれないの?
A3.少しだけ貯められるけど、多くは貯められない。

昔、ちょろっと書いたけど、電気を貯めるにはいくつかの方法があります。
・化学的蓄積・・・いわゆるバッテリーに溜め込む方法です。直流で出し入れ。
    体積あたりの蓄電量が小さく、体積あたりの価格が高いのが難点。
    劣化しやすく定期的に交換しなければならない。
    リチウムイオンバッテリーは寿命が長く損失が少ないほうだけど、なにせ高い。
      家庭用のもので1台100万越え。数時間はいけるはずだけど、細かくは知らない。

・力学的蓄積・・・揚水発電やフライホイール蓄電器。交流で出し入れ。
    なんにしろ大きい。ダム2つ分とか。
    近年、次々と水力発電所が引退する中、揚水発電(蓄電)所として再スタートすることも。
フライホイールは前に書いたけど、そんなに電気を使わなければ数分程度使えるぐらい。
    電磁フライホイールもっと大きくて、その分たくさん貯めれるけど、やっぱりでかすぎる。

・電気的蓄積・・・コンデンサやキャパシタ、超電導バッテリー。直流で出し入れ。
    劣化や損失がかなり少ないけど、容量が小さ過ぎるのが難点。
    近年、大容量のスーパーキャパシタが実用化され、ハイブリッド自動車や
      電気自動車のバッファ用として大活躍。
    瞬時停電対策電源装置として使えるんだけど、なぜかどこも作ってくれない・・・
超電導バッテリーはとにかく高くて大きいけれどエネルギー密度が高いのがいい。
      まだ実験中だけど。

やはり、電気のままで貯めれない限りは抜本的な解決にならないけど、瞬時停電対策に、一家に1台どーんとでかいのがある時代が来るといいな。
エアコンの室外機ぐらいの大きさならね。



Q4.安い電気ってなに?
A4.石炭火力。

コストにも種類があります。イニシャルコスト(初期費用)、ランニングコスト(運用費用)、ターミネートコスト(廃棄費用)です。
ターミネーターは救世主を守ったり殺したりしますが、モノを捨てるのにもお金がかかるのです。
イニシャルはもちろん、購入価格で、ランニングは早朝・・・じゃなくて、使い続けるためにかかる費用ですね。燃料とか、消耗品の交換とか。
最近よくメディアで、電気の値段みたいのが出てきて、自然エネルギーは高くて、原子力発電は安いよと言われていますが、あれは初期費用とランニングコストしかみていません。
廃棄する、というか廃棄するまでにどれだけの期間発電できるかというのを無視しています。

よその国では原子力発電所は20〜30年ぐらいで交換しますが、日本では適切にメンテしていけば40年もへちゃらだい!とか言ってます。
確かにそれは間違いじゃないんだけど、ランニングコストは最初の10年と40年後からの10年では違います。
というか、昔どっかで耐用年数は15年だか16年だかって資料を見たような記憶が・・・今何年目だよ?

太陽電池も20年使うか40年使うかで価格が異なってきます。
太陽電池は可動部が無いため、壊れにくく、能力の劣化が少ないのでかなり長く使えます。
だけど、40年後にどれだけ能力が劣化するかのデータが無いので、計算から除外しているのです。

風力発電は、大きくは騒音がうるさいのとランニングコストが高いことが問題です。
これまた昔書きましたが、洋上で海流発電と風力発電をあわせて設置することでかなり大電力を発電できます。
そして、前に書きませんでしたが、お気づきですか?
海流発電機を逆回しすれば発電所が移動できるのです!!
さすがに風車を逆回ししても推進力は得られないけどね。

火力発電は、昔に比べてかなり効率がよくなりました。
原子力発電機は本体がデリケートなので、あまり温度を高くすることができません。なので、効率はせいぜい30%といわれています。
それに比べ火力発電はいけいけどんどんで温度を上げ、また複合発電を行うことで、60%を超える効率が出せるようになりました。
電力会社や国が出している数字の発電効率はどれぐらいで勘定しているんかしらね。

とにかく、原子力が安いというのは数字だけのことで、それこそ電源立地ほにゃららとか、放射能被爆補償金を含んでいないので、価格的に優位でないということは明らかです。
世の中には真の発電費用を計算しようとしているひま・・・もとい、熱心な人々がいますがそれによると、もうとっくの昔に原子力がトップでないと言われています。
まぁ、原子力推進派が新エネルギーを叩き潰すのにやっきになっているのは誰が見ても明らかですが、火力発電は古い数字を出しすぎです。
古い機械が動いているからだよと言われれば確かにそうなんだけど、だったら古いのを止めろや!と思うよねえ?


おっと、あんまり長くなるのもあれなので、それでは、今日はこの辺で。
お湯カレー。


posted by 紅閃光 at 19:52| Comment(0) | TrackBack(1) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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